ロタウイルスについて
ロタウイスルワクチンが定期接種になりました
2020年10月1日からロタウイスルワクチンが定期接種となり、自己負担金なく、接種ができるようになりました。定期接種の対象者は2020年8月1日生まれ以降の赤ちゃんで、10月以降に接種した場合に定期接種扱いとなります。
【ワクチンスケジュール】
下記のPDFファイルをダウンロードいただけますので、是非ご活用ください。(KNOW・VPD!提供)
接種の時期
生後2ヵ月から生後14週6日までに初回接種を行います。
ワクチンの違いにより2回接種と3回接種の場合があります。
初回接種が生後14週6日までとなっているのは、腸重積症の紛れ込みを防ぐための決まりであり、定期接種の場合これを守ることが大切です。
2つのワクチンの違いは?
ワクチンはロタリックスとロタテックという2つのワクチンがあります。
接種回数
接種回数はロタリックス2回、ロタテック3回です。
ワクチンの内容
ロタリックスは人由来の1つの血清型(G1P型)のロタウイスルを使用してワクチンを作っています。またロタテックは牛由来の5つの血清型(G1,G2,G3,G4,P1型)のワクチンです。
ワクチンの効果
ロタテックは5つの血清型をもっていますが、ロタリックスも交叉耐性により五種類のロタウイルスに抵抗力つくとされており、臨床的な効果は今のところ変わりはありません。(重症小児ロタウイルス胃腸炎の98%に効果をもつとされています)
ロタテックは牛由来のロタウイスルから作成したワクチンですが、人に対してももちろん有効です。
現在のところ2つのワクチンに明確な効果の差はありませんので、どちらでも安心して接種することができます。